ネーミングとは?成功するブランド名の作り方と事例・プロセスを徹底解説

あなたのサービスや会社の“名前”、どうやって決めましたか?
なんとなく響きで決めた、他と似てしまった──。
そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ネーミングとは、単に「名前をつけること」ではなく、
ブランドの第一印象をつくる“戦略的なデザイン” です。
この記事では、ネーミングの意味・作り方・成功事例を整理しながら、
誰でも実践できる「良い名前の考え方」をお伝えします。

INDEX −目次−

ネーミングとは?なぜ重要なのか

ネーミングとは、商品やサービス、企業などに識別され・記憶され・共感されるための名前を与える行為です。
つまり、“ただ呼ばれるための名前”ではなく、“選ばれるための名前”をつくること。
ネーミングは、次の3つの役割を担います。

1.識別する他社と区別できるようにする
2.記憶される:思い出してもらえるようにする
3.共感を生む:好き・信頼できると感じてもらう

たとえば「Apple」「無印良品」「Airbnb」。
どれも短くて覚えやすく、聞いただけでブランドの世界観が伝わります。
その背景には、戦略的な言葉の設計があります。

ネーミングの基本と効果

良いネーミングには、共通する3つの条件があります。

音やリズムに特徴があり、口に出しやすいこと。
例:「メルカリ」「ラクスル」など、短くテンポが良い言葉は記憶に残りやすいです。

他社と被らず、検索しても埋もれない。
造語や独自の組み合わせを工夫することで、唯一無二のポジションを築けます。

なぜこの名前なのか?」を語れること。
意味づけがあると、チームや顧客との共感を生みます。
ネーミングは「機能」だけでなく「感情」を動かす設計でもあります。
だからこそ、“ブランドづくりの第一歩”として重視されるのです。

ネーミングのプロセス
(5ステップ)

ブランドコンセプト・ターゲットを整理する

まずは、誰に・どんな価値を届けたいのかを明確に。

ブランドの軸を言語化することで、ネーミングの方向性が定まります。

キーワード出し・連想法を使う

連想ゲームのように、関連する単語をどんどん書き出します。
MindmapツールやChatGPTのようなAIを使うのもおすすめです。

言葉を組み合わせる発想法

造語・略語・外国語・音の響き重視など、さまざまなアプローチで形にします。
例:
「Airbnb」=Air bed+B&B(宿泊)
「ココナラ」=“ここならできる”

SEO・商標・ドメインの確認

Google検索で重複や誤解をチェックし、
特許庁の「J-PlatPat」で商標登録の有無を調べます。

ドメインが取れるかどうかも重要なポイントです。

テストとフィードバック

候補を複数出したら、社内・顧客・SNSなどで印象を聞いてみましょう。
第三者の反応から、より客観的な判断ができます。

成功・失敗ネーミング事例

  • メルカリ:ラテン語 “mercari=商う” から。軽やかで親しみやすい響きが特徴。
  • 無印良品:「“無”を価値にする」逆転の発想がコンセプトと一致。
  • Airbnb:造語でありながら意味が明確。グローバル展開にも対応。
  • 読みにくい(例:英数字や難読なカタカナの組み合わせ)
  • 他社や既存商標と重複してしまった
  • ネガティブな意味を含んでいた(海外展開時にトラブルになるケースも)

ネーミングを成功させるコツ

  • 音の響きと文字数のバランスを整える(3〜5音が理想)
  • 日本語・英語・カタカナ語を使い分ける(ターゲットに合わせて)
  • 共感を生むストーリーを込める(「なぜこの名前にしたのか」を語れるように)

言葉は単なる“ラベル”ではなく、世界観を形づくる“入り口”。

ネーミングに心を込めることは、ブランドの未来を描くことに他なりません。

書籍紹介:ネーミングの発想を広げたい方へ

より実践的に「言葉の作り方」を学びたい方には、
青野まさみ著『ネーミングのヒント』をおすすめします。

この本では、

  • 名前が“伝わる”しくみ
  • ︎ 言葉の組み合わせ方・感性の引き出し方
  • 実際に採用されたネーミングの裏側

などを、数々の実例とともに紹介しています。

よくある質問

商標登録の流れは?

  1. 特許庁「J-PlatPat」で類似を検索
  2. 弁理士または自社で出願申請
  3. 審査 → 登録 → 権利保護(約6〜8か月が目安)

ネーミング代行の費用相場は?

個人依頼で5〜15万円、プロのブランドコンサルでは30〜100万円ほど。

調査・戦略設計・商標確認などの範囲で価格が変わります。

ネーミングにAIツールを使うのはアリ?

アイデア出しには有効です。ただし、最終判断は人の感性で。
AIの提案を“素材”として扱うのがポイントです。

まとめ|良いネーミングはブランドを育てる資産

ネーミングは、単なる名前づけではなく 「ブランドの未来を設計する行為」 です。

良い名前は、時間を経ても価値が育ち、 お客さまや社員の“誇り”となっていきます。

もし今、「新しいサービス名が決まらない」「方向性を整理したい」と感じている方は、
専門家に相談してみるのも一つの方法です。

この記事の著者

青野まさみ

株式会社風ひらく 代表取締役
マーケティングプランナー/ブランディングプロデューサー

サイバーエージェント、博報堂グループでマーケティング・ブランド戦略を経験後、スタートアップ企業の立ち上げに参画。

2019年に独立し、現在は「株式会社風ひらく」代表として、企業・個人あわせて年間200件以上のマーケティング・ブランド支援を行う。

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